女性の陰部にできものやしこりができた場合、性病が原因であることがほとんどです。しかし、中には性病以外が原因の可能性もあり、症状だけで見分けることは困難です。
性病だった場合、放置すると不妊などの重大なリスクにつながる恐れがあるので、早めに検査を受けてください。
迷ったらまずは性病検査を！
性病の検査・治療を予約する目次
陰部（女性）のできもの・しこりはなぜできる？
女性の陰部（外性器）は、分泌腺が多く複雑な形状をしているため不衛生になりやすく、比較的できものやしこりができやすい環境です。排泄や性行為の影響もあり、意識して清潔にしていないと入り込んだ菌が繁殖し、性病などの原因となるため日頃のケアが欠かせません。
女性の陰部に「できもの」や「しこり」ができた場合、原因として考えられるのは以下の通りです。
・梅毒
・性器ヘルペス
・尖圭コンジローマ
・バルトリン腺嚢胞
・毛包炎
・粉瘤（アテローム）
など
この中で特に気を付けるべきは、性感染症である「梅毒」「性器ヘルペス」「尖圭コンジローマ」の3つです。陰部のできもの・しこりは性感染症の症状かもしれないので、放置せず医療機関を受診してください。
迷ったらまずは性病検査を！
性病の検査・治療を予約する陰部にできもの・しこりができる性病【画像あり】
性感染症は、オーラルセックスを含むあらゆる性行為により感染します。性病の中には、性器やその周辺の陰部にできものやしこりが、症状として現れる病気があります。
以下に、できものやしこりができる代表的な性病名やその特徴、痛み痒みの有無などを、写真とイラストとともに解説します。
・梅毒
梅毒
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌に感染することで発症する、全身性の性感染症です。梅毒トレポネーマは精液や膣分泌液、血液といった体液に含まれており、粘膜や皮膚に接触することで感染します。
| できもの・しこりの特徴 | 初期硬結（しょきこうけつ）という硬いしこり |
| できもの・しこりができる部位 | 膣内、大陰唇、小陰唇、子宮頸部などの感染部位 |
| 痛み痒みの有無 | 痛みや痒みは伴わない |
| 併発しやすい症状 | ・性器周辺、肛門、口などに硬いしこりができる ・しこりが破裂して潰瘍ができる ・リンパ節の腫れ など |
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性病の検査・治療を予約する性器ヘルペス
性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス（HSV）に感染することで発症する性感染症です。HSVは一度感染すると、発疹が治まった後も神経節に存在し続け、完全に消え去ることはありません。そして、免疫力が低下するとウイルスが活性化して再発します。
| できもの・しこりの特徴 | 性器や喉に現れる水ぶくれ、潰瘍 |
| できもの・しこりができる部位 | 外陰部、膣内、肛門周辺 |
| 痛み痒みの有無 | 【初発時】 痛みを伴う水疱 【再発時】 むず痒い水疱から強い痛みを伴う潰瘍になる |
| 併発しやすい症状 | ・性器の痛み、発赤 ・水疱、潰瘍ができる ・ソケイ部のリンパ節腫脹 ・頭痛、発熱、倦怠感 など |
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性病の検査・治療を予約する尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス（HPV）に感染することで発症する性感染症です。放置すると次第に大きくなり数が増えていき、悪性化すると子宮頸がんの原因になります。一度感染したHPVを体内から完全に取り除くことはできないため、再発の可能性は残り続け、治療後3ヶ月以内に約20～30%が再発するといわれています。
| できもの・しこりの特徴 | 尖ったイボができる 鶏のトサカやカリフラワー状になる |
| できもの・しこりができる部位 | 大小陰唇、膣前庭、会陰部、子宮口、肛門、口内/口周辺 |
| 痛み痒みの有無 | 目立った痛みやかゆみはない |
| 併発しやすい症状 | 数が増え大きくなると、痛みや痒み、出血といった症状が出やすくなる |
迷ったらまずは性病検査を！
性病の検査・治療を予約する陰部にできもの・しこりができる性病以外の病気【画像あり】
陰部にできものやしこりができる病気は、性病だけではありません。
性病は菌やウイルスといった病原体が原因となる一方、性病以外の病気は毛穴の炎症など原因はさまざまです。
ここからは、性病以外に陰部にできもの・しこりができる病気について、画像付きで解説していきます。
バルトリン腺嚢胞
バルトリン腺嚢胞は、膣口付近にあるバルトリン腺の開口部が詰まり、分泌液が溜まることで腫れてしまう病気です。悪化すると、バルトリン腺膿疱という痛みを伴うできものができます。
毛包炎(毛嚢炎)
毛根を包む、毛包といわれる部位が炎症を起こす皮膚膿瘍の一種です。赤みのある発疹や膿を持った膿疱が症状として現れ、うずくような痛みを伴うとともに軽度のかゆみが生じます。
粉瘤（アテローム）
粉瘤とは、皮膚の内側に老廃物がたまることで袋状になった、良性の腫瘍です。性器周辺を含め、体のあらゆる部位にできます。
基本的に見た目以外の変化はありませんが、時間が経つと臭いを生じることがあります。患部が細菌感染すると腫れや痛み、発熱を伴うことがあり、自然治癒しないため医療機関での治療が必要です。
陰部（女性）のできもの・しこりは性病か判別できる？
陰部にできたできものやしこりが、性病の症状なのか他の原因によるものなのか、症状だけで判別はできません。
痛みの有無やできものの見た目、症状の広がりなどの違いはありますが、自己判断は危険です。性病だった場合を考えて、陰部にできもの・しこりができたら検査することをおすすめします。
陰部（女性）のできもの・しこりは放置しても大丈夫？
陰部にできたできもの・しこりが性病の症状だった場合、放置するのは危険です。
性病が自然治癒することはありません。放置しても、感染が広がり病状が進行するだけです。性病によっては悪化すると不妊になるリスクがあるほか、最悪命に関わるほど大きな問題に発展することがあります。陰部にできものやしこりを確認したら、一度医療機関で検査してください。
迷ったらまずは性病検査を！
性病の検査・治療を予約する【東京】池袋マイケアヒルズタワークリニックのできもの検査と治療薬
池袋マイケアヒルズタワークリニックでは、性感染症の検査を実施しています。
陰部のできものやしこりは、性感染症の症状の場合があり、性行為を通じて感染が広がることがあるため、早期の検査と治療が重要です。
当クリニックでは、検査により陽性が確認できた場合、すぐ治療にうつれる体制を整えています。
当クリニックで処方しているできもの治療薬
| 性器ヘルペス | バラシクロビル |
|---|---|
| 尖圭コンジローマ | ベセルナクリーム |
| 梅毒 | サワシリン |
| 毛包炎（毛嚢炎） | ゲンタシン軟膏 |
池袋マイケアヒルズタワークリニックでは、できものやしこりの原因となる感染症に対し、左記薬剤を使用した治療を行っております。
表の薬剤を基本に、患者様の薬剤アレルギーや過去の治療歴を考慮して使用する薬剤を使い分けておりますので、あらかじめご了承ください。
陰部の異常はまず検査を！
予約する（待ち時間ほぼなし）料金表
こちらのマークがついている検査メニューは
+3,000円で30分後に検査結果がでます。
即日検査の受付は、19:30までとなります。
梅毒検査 TP法(TPHA法)1,900円即日4,900円
感染の機会から６週間
経過した方におすすめです。（TPのみ）
- 検査方法
- 血液
- 検査時期
- 感染の機会から６週間経過すれば受けられます。
- 検査結果
- ２～５日後（Web確認可）
できもの診察（視診）3,500円
できもの等の症状が似た
疾患の鑑別診断を行います。
- 検査方法
- 視診
- 検査時期
- 性器や身体の皮膚にできもの・湿疹などの症状が出ている方が対象です。
- 検査結果
- その場でお伝え
時計マークがついているメニューは+3,000円で30分後に検査結果がでます
来院が難しい方は郵送検査キットがおすすめ
池袋マイケアヒルズタワークリニックでは、距離や時間的な理由で来院が難しい方に向けて、郵送検査キットを販売中です。
ご自宅にいながら性病検査ができるうえ、商材がわからないような梱包を施すなど、プライバシーにも配慮しています。
全国どこでも送料無料で、最短で翌日にキットが到着するので、ご来院が難しい方はぜひご活用ください。
※「郵送検査キット」はクリニックでの販売は行っておりません
※「郵送検査キット」と「来院検査」は、一部取り扱いメニューが異なります
感染の機会から６週間経過した方におすすめです。過去に梅毒に感染したことがある方は検査結果が必ず陽性となります。
感染の機会から約2ヶ月経過した方におすすめです。
陰部のできもの・しこりに関するよくあるご質問
陰部のできものは放っておけば治りますか？
放置しても、陰部のできものが自然に治ることはありません。
例えば、できものが尖圭コンジローマだった場合、放置するとイボが大きくなり数が増えます。また、梅毒の場合、放置することで2期3期と段階が進み、最終的には命に関わるほど症状は深刻になります。
病状の悪化を防ぐためにも早期回復のためにも、早めの診察と治療が不可欠です。
池袋マイケアヒルズタワークリニックでは、自由診療を行っております。
保険証不要なので家族に知られる心配がなく、安心して検査・治療を受けていただけるので、安心してご来院ください。て検査・治療を受けていただけます。
陰部のできものとしこりが気になります。検査を受けるべきでしょうか？
できものやしこりの原因として考えられる感染症は、放置しても治らないうえ他の人に感染させるリスクもあるため、早期の検査・治療が何よりも重要です。
外陰部はとてもデリケートで治療に時間がかかる部位のため、陰部のできものやしこりに気づいたら、できるだけ早く医療機関の受診をおすすめします。
池袋マイケアヒルズタワークリニックでは、匿名での検査を承っております。検査結果が陽性だった場合その場で治療が可能なので、安心してご来院ください。
陰部にしこりができました。痛みがないので、このまま放置しても大丈夫でしょうか？
痛みがなくても、しこりには原因菌が潜んでいる可能性があるので、放置は危険です。もしも尖圭コンジローマや梅毒などの感染症だった場合、性行為を通じて感染を広げてしまう恐れがあります。感染の拡大防止や症状の悪化を防ぐためにも、早期受診をおすすめします。
池袋マイケアヒルズタワークリニックなら匿名による検査が可能で、陽性の結果が出た場合すぐ治療に移ることができます。
しこりが気になるなら、痛みがなくても一度当クリニックにご相談ください。
陰部にできものができました。痛みがあるのですが、どんな病気でしょうか？
陰部に痛みを伴うできものできた場合、「性器ヘルペス」「バルトリン腺腫瘍」「毛包炎」の疑いがあります。特に、強い痛みを伴う水疱ができているようなら、性器ヘルペスの可能性が高いです。
治療が早ければそれだけ回復も早くなるので、異常に気付いたらすぐに医療機関を受診してください。
陰部にできものがあのですが、リンデロンを使用しても大丈夫でしょうか？
とりあえず手近にある薬を使用するのはおすすめしません。
どんな症状や菌に有効な薬剤か理解しないまま使用していることは避けて、検査を受けて原因を特定してから薬を使用してください。
検査を受けたうえで、医師の指示に沿って薬を使用しましょう。
