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性病に感染すると、性器や手、おしりなどのさまざまな部位の皮膚に湿疹やかゆみなどの症状が現れることがあります。ここでは、皮膚に症状が出る代表的な性病を、写真やイラストとともにわかりやすく紹介します。
目次
性病が原因で皮膚トラブルが起こることがある
性病に感染すると、性器だけでなく全身にかゆみや湿疹、赤いブツブツなどの皮膚症状が出ることがあります。症状の出方によって、疑われる性病は異なります。
性病にかかると現れる皮膚症状
性病に感染すると、以下のような皮膚症状が見られることがあります。
- デリケートゾーンの痒み
- おしりのブツブツ
- 陰嚢(いんのう)の発疹
- 亀頭のブツブツ
- 膣の入口のできもの・しこり
など
また病気によっては性器やその周辺だけでなく、手足や腹部などに発疹や痒み、ぶつぶつが出ることもないわけではありません。
「性器に症状が出ていないから、性病ではない」とは断言できないので注意しましょう。
症状別|皮膚に症状が出る性病の種類
以下、皮膚に症状が出る性病です。
など
※カンジダ、いんきんたむしは、性感染症ではありませんが、性行為により感染する可能性があります
梅毒
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梅毒は、性器や肛門、口を含めた全身に症状が現れる性病です。時間の経過とともに病期が変化し、病状が進行していきます。
| 皮膚の症状 | 共通:デリケートゾーンのかゆみ、おしりのブツブツ(痛みやかゆみを伴わない) 女性:膣の入口のできもの・しこり |
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クラミジア感染症
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性器ヘルペスは、主に性的な接触により感染する性病です。その他、感染している人とタオルや食器、便座などを共用することで感染する可能性があります。
| 皮膚の症状 | 共通:デリケートゾーンのかゆみ 男性:陰嚢に発疹(赤いブツブツ) |
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性器ヘルペス
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性器ヘルペスは、主に性的な接触により感染する性病です。その他、感染している人とタオルや食器、便座などを共用することで感染する可能性があります。
| 皮膚の症状 | 共通:デリケートゾーンのかゆみ、おしりのブツブツ(痛みやかゆみを伴う水ぶくれ) 男性:陰嚢に発疹(赤いブツブツ)、亀頭のブツブツ 女性:膣の入口のできもの・しこり |
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カンジダ症
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カンジダ症は、もともと人体に存在する菌が、体調の変化や免疫力の低下によって増殖することで、発症する感染症です。性行為が発症のきっかけになることも多い病気ですが、厳密には性病ではありません。
| 皮膚の症状 | 共通:デリケートゾーンのかゆみ、おしりのブツブツ(かゆみを伴う、ポツポツとした黄色や赤い発疹) |
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尖圭コンジローマ
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尖圭コンジローマは、男女問わず性器に特徴的なイボができる性病です。放置すると悪性化(がん化)する可能性があり再発率も高いため、早期の適切な対応が重要です。
| 皮膚の症状 | 共通:おしりのブツブツ(尖ったイボ) 男性:亀頭のブツブツ 女性:膣の入口のできもの・しこり |
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淋病
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淋病は、粘膜や体液が触れる性行為によって、さまざまな部位に感染する性病です。一度感染しても免疫を獲得することがほとんどないため、再び感染する可能性が高いのが特徴です。
| 皮膚の症状 | 共通:デリケートゾーンのかゆみ 男性:陰嚢に発疹(赤いブツブツ) |
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トリコモナス症
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トリコモナス症は、1回の性行為でも感染する確率が高い性病です。原因となるトリコモナス原虫は、人体から離れても湿気と適度な温度がある環境で生存できるため、タオルや浴槽の椅子、便座などを介して感染する場合もあります。
| 皮膚の症状 | 共通:デリケートゾーンのかゆみ |
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マイコプラズマ
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マイコプラズマは100種類以上存在する細菌群の総称です。菌の種類によって、肺炎の原因や性病の原因になります。性病の原因であるマイコプラズマは、性器に感染すると尿道炎や子宮頸管炎を引き起こします。
| 皮膚の症状 | 共通:デリケートゾーンのかゆみ 男性:陰嚢に発疹(赤いブツブツ) |
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ウレアプラズマ
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ウレアプラズマは、1回の性交渉で30〜50%という確率で感染する可能性がある、感染力が高い性病です。性器の痛みや痒み、膿、おりもの異常、のどの炎症・痛みなどの症状が現れますが、無症状のまま経過するケースも少なくありません。
| 皮膚の症状 | 共通:デリケートゾーンのかゆみ 男性:陰嚢に発疹(赤いブツブツ) |
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毛じらみ症
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毛じらみ症とは、吸血性昆虫であるケジラミという小さな虫が、人間の体毛に寄生して繁殖を行い、強いかゆみを引き起こす性病です。
| 皮膚の症状 | 共通:デリケートゾーンのかゆみ 男性:陰嚢に発疹(赤いブツブツ) |
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いんきんたむし
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いんきんたむしは、水虫と同じ白癬菌(はくせんきん)という真菌(カビ)が原因の感染症です。股部などに発症する水虫で、厳密には性病ではありません。
| 皮膚の症状 | 共通:デリケートゾーンのかゆみ、おしりのブツブツ(痛みや強いかゆみを伴うピンク色) 男性:陰嚢に発疹(赤いブツブツ) |
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皮膚トラブルを放置するリスク
皮膚トラブルを放置して治療が長引くと、傷跡が残ったり色素沈着をしたり、完治しても後遺症が残るリスクがあります。
また、皮膚症状の原因になっている性感染症は、基本的に自然治癒しません。それどころか、放置することで、不妊につながるほか、最悪命に関わるほど重篤な症状に発展する性病もあります。
皮膚トラブルなどの症状が現れたら速やかに、専門の医療機関で検査・治療を受けてください。
性病検査・治療なら池袋マイケアヒルズタワークリニックへ
池袋マイケアヒルズタワークリニックは性病検査・治療専門のクリニックです。性器の異常がある方はもちろん、無症状でも感染の不安がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
検査については、1種類の病気を対象とした単品検査以外に、複数の項目を同時に調べられるセット検査もあります。
〔当クリニックの特長〕
- 保険証不要、匿名で検査・治療が可能
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- 池袋駅から徒歩0分の好アクセス
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検査や治療に不安がある方も、まずはご相談だけでもOK!匿名・個別対応で、安心してご来院いただけます。
7項目安心フルチェック17,600円
性器、のど、血液の性病感染を検査するセットです。
- 検査項目
- クラミジア(性器) クラミジア(のど) クラミジア(肛門) 淋菌(性器) 淋菌(のど) 淋菌(肛門) トリコモナス カンジダ 一般細菌 HIV HPV 梅毒 B型肝炎 C型肝炎 マイコプラズマ(のど) マイコプラズマ(性器) ウレアプラズマ(性器) ウレアプラズマ(のど)
- 検査方法
- 男性:尿、血液、うがい液
女性:腟ぬぐい液、血液、うがい液 - 検査時期
- 感染の機会から2ヵ月経過すれば受けられます。
- 検査結果
- 2~5日後(Web確認可)
5項目トータルチェック12,600円
セックスでの感染を一通り調べたい方へ。
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- 検査方法
- 男性:尿、血液
女性:腟ぬぐい液、血液 - 検査時期
- 感染の機会から2ヵ月経過すれば受けられます。
- 検査結果
- 2~5日後(Web確認可)
よくあるご質問
皮膚の接触で性病に感染しますか?
感染者と皮膚が触れただけでは、性病に感染することは基本的にありません。
ただし、皮膚や粘膜の病変に直接触れることで感染することがあるので、注意が必要です。特に傷口があると、感染リスクが高くなります。
性病の可能性があり、皮膚に症状が出ている場合は、皮膚科を受診すればよいですか?
皮膚に異常がある場合でも、性病の可能性があるのなら性感染症専門のクリニックを受診することをおすすめします。
検査項目が充実しているうえ、陽性だった場合はスムーズに治療へ移行できるため、初めて検査を受ける方も安心して相談できる環境が整っています。
梅毒の発疹はどこに出ますか?
梅毒の症状が進み2期になると、バラ疹という特徴的な発疹が、手のひらや足、顔など全身に現れます。
この発疹は、現れてから数週間〜1カ月ほどで自然に消えますが、梅毒が治ったわけではないので注意が必要です。梅毒は自然治癒しない、放置すると最悪死に至ることもある非常に危険な病気なので、早めの検査・治療をおすすめします。